伊藤豪将/フレスコ画画集「裸婦」紹介

確かなデッサン力、独特の色彩と骨太なタッチによって描きだされた裸婦群には、力強い生命感となまめかしいエロスと同時に屹立する人間存在の哀愁感までもが漂っている。
フレスコ画、レンブラント以前の画家達が築き上げてきた古典画法…それはキャンバスを砂と石灰を混ぜた漆喰で仕立て、そのキャンバスが乾くまでの短時間に顔料を定着させるという神業的な油彩画以前の技法…です。
伊藤豪将氏は果敢にこの技法に挑戦していました。
この画集は氏が己の結節点として出した自費出版の画集です。
皆様のお目に留まれば幸いです。

■作者略歴

1945年

札幌生まれ

1963年

道立札幌南高校卒業後上京
研究所等を経て独学で油彩画の古典技法を追求する
日本アンデパンダン展・東京平和美術展に出品
以降団体には無所属を通す
裸婦デッサン・クロッキーを続けながら、労働者群像をテーマに人物描写に取り組む

1972年

帰札。北海道の自然に魅せられ2〜3年風景を描く
北海道平和美術展の再興に参加(以降93年まで毎年出品)
札幌での裸婦デッサン会、クロッキー会に加わる

1980年

この頃よりフレスコ画法による裸婦描写を追求する

1983年

札幌を中心に個展による作品発表活動を始める
以降毎年個展で作品を発表

1986年

道祖神・お地蔵さんがテーマに加わる

1988年

道東・釧路・帯広を皮切りに毎年各地の個展ツアーを始める

1994年

北海道平和美術展への出品を辞退

1999年

画集「La裸婦ふ!」を出版


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札幌市南区真駒内南町7丁目4-5 TEL&FAX.011-582-3246
伊藤 豪将


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